ドルアーガ第二期、第四話です。
再生怪人とのバトルはほどほどにして、会話劇中心で状況の整理と説明をさせてもらいました。
「もう一人のギルガメス」というネタ自体は本作のオリジナル設定ですが、もともとはSFCソフト「ザ・ブルークリスタルロッド」にある多数のエンディングの一つ、「第二のドルアーガ」というシナリオにインスパイアされたものです。このあたりの設定は一期の初期段階から決まっていました。
大人カイのキャラクターについては、カーヤの血縁であることから逆算して、ちょっと天然気味なお姉さんにさせてもらいました。神様やら巫女やらというと、どうもしかめっつらしいイメージが付きまとうのですが、原作からしてカイもイシターも結構おバカなノリも持っていまして、これくらいでちょうどいいのではないかなあ、と。
もし女神イシターが出てくる内容だったら、「あなたが神様ですか!?」「とんでもない、わたしは女神様ですよ」なんて会話をさせていたかもしれません。
ケルブの訪れた学校は「ラマード修道院」というバビリム郊外にある施設です。原作設定では「ラマード王立寄宿学校」という記述で、場所も(たぶん)バビリム市内なのではないかと思いますが、ムード優先でああいう形にさせてもらいました。廃校っぽい雰囲気ですが、まだ現役の修道院です。
こうした映像作品で、複数の派閥や、一国の歴史的背景、内部事情などを描写するのはなかなか難しいものです。きっちりと理解しようと集中してくださる視聴者さんもいれば、なにかの作業中にテレビをつけっぱなしにしているだけの視聴者さんもいるわけで、どのあたりのユーザー層に焦点を絞るべきなのか、いつも迷っています。これが小説なら、「読む」という積極的行為が伴うので受け手を想定しやすいのですが……。
やはりアニメだと一語一語をより厳選して印象的にしていくしかないのでしょう。コピーライター的な脳の使い方とでもいいましょうか。そういう意味では、小説とはまた違った大変さがあります。
※コメントに返事はできません。ご了承ください。
「幻影の中へ」への4件のフィードバック
コメントは停止中です。
前作からのモヤモヤが解消されて面白くなって来ましたね
でも、フルメタも書いてくださいね
(ずっと待ってます)
I don’t understand japanese but i translated your blog with google translator. I’m asking if there will be a 4th season for Full metal panic! I’m waiting for it since 2005. Please if you are reading this just reply here or send me an email and thanks in advance!
Regards.
カイは確かにノリ悪いですねとか言うくらいラフでよかったです。原作と関係なく、あまりシリアスすぎるキャラでも違和感があるかも。
二人のギルガメスは魅力ある設定でした。賀東さんもシリアスとギャグで二人いるかのごとく(お
続きが気になってそわそわします^^