コミック版「フルメタル・パニック!Σ」の10巻が発売になりました。
「つどうメイク・マイ・デイ」編も盛り上がってきています。
書店で見かけたらぜひお買い求めください。
常春の館
ドルアーガ第二期、第七話です。
この話は一期の終盤ごろ、アーメイ役の早水さんのお疲れ飲み会(?)みたいな席から生まれたエピソードです。死んだキャラの役者さんが、冗談でスタッフに「復活させて~~!!」とか言って、スタッフが「すいません、無理です!」とか笑うようなことがよくあるんですが、このときもそんな話で盛り上がっていました。
で、その場にいた橋本Pが「でも二期でそういうフロアがあるのはいいかもしれませんね」と、これまた思いつきを口にしました(確か橋本氏だったはず?)。
それを聞いた賀東はわりとマジで「あ、それいいな……」と思いまして、二期の構成に組み込むことにしました。
亡くなった友人が当たり前のように飲み会に来て笑ってて、みんなも自分もそれを気にしてない……という夢を見たことがありまして、なんか、そういう雰囲気の話ができないかなー、と。
かなり難しい発注内容で改稿も多かったんですが、伊藤氏もがんばってくれていい感じにまとまりました。特にウラーゴンのエピソードは思わぬ収穫でしたね。
どうでもいいことですが、クムのお姉さん。年下なのにお姉さんとか、ある意味最強な設定ですね。これは発明ですよ!! そりゃクムも居残るってもんですわ。
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四つの刺客
ドルアーガの第二期、第六話です。
やっと出てきたニーバ&カーヤ。なんか暗いです。
えらく生活に疲れてる感じ。10日は短かすぎましたね(汗)
それにしてもジル強くなったなー。ファティナもいぶし銀の強さで、見ていて頼もしいものがあります。
四騎士は原作のナイトを元にしたものなんですが、まんま「レッドナイト」とか名付けるのも芸がないので、ちょっとひねってみました。
ソード・オブ・ブラッド=赤=レッドナイト
ティアー・オブ・アイス=青=ブルーナイト
スペキュラ・エクスマキナ=鏡=ミラーナイト
マイト・ザ・フール=力=ハイパーナイト
……という具合です。
ちなみにマイトの「フール」というのは「道化」の意味合いで、ハイパーナイトの色が道化師っぽいという連想だけで勝手に付けたものです。深い意味は特にありません。
ブラックナイトがいないのは……まあ、単純に棺が四つだったからというのもあります。
もし続編があったら「シャドウ・オブ・なんちゃら」みたいな名前でカッコよく登場して欲しいものですね。
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影の国
ドルアーガ第二期、第5話です。
「幻の塔」は空間的にナンセンスな作りになっています。一期の塔とはまた違った危険さを表現したかったためで、五話の舞台もストレンジな感じが出ていて気に入っています。
影に逃げ込みつつ移動するシチュエーションは、もしアクションRPGだったらなかなか面白いステージになりそうですね。
若ギルの役者さんは、フルメタの宗介役でもお世話になっている関智一さんです。
一期の三話でも原作ゲームの回想シーンで登場していただいているんですが、そのとき関さんに決まった経緯は……
(一期二話のアフレコ現場で)
千明監督「賀東さん。来週、若いギルが出ますよね」
賀東「はいはい。出ますねー」
千明監督「まだキャスト決まってないんです。役者さんのイメージとかあります?」
賀東「いえ、自分はキャスト選定には関わらない立場なので……。でも、王道主人公系で認知度の高い方がいいんじゃないですか?」
千明監督「たとえば?」
賀東「関智一さんみたいな」
千明監督「あ、いいですね」
音響スタッフの方「ダメモトで聞いてみましょうか?(電話しに行ってしまう)」
賀東「え? あの? いまのは例えばの話で……(そんな気軽に頼んじゃっていいのかなあ。きっと忙しいだろうし……)」
音響スタッフの方「(すぐ戻ってきて)OKだそうです」
賀東「はやっ!」
そういうわけで関さんになりました。嬉しい誤算。ありがとうございます。
二期になって、いよいよ「ギルガメスの影(通称『黒ギル』)」の出番が増えてきたわけですが、主人公声プラスちょっと病的な感じで演じていただいて、期待通りというか、もー最初から分かってて台詞書いちゃっててよかったー、というか、そんな感じです。クライマックスが楽しみですね。
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幻影の中へ
ドルアーガ第二期、第四話です。
再生怪人とのバトルはほどほどにして、会話劇中心で状況の整理と説明をさせてもらいました。
「もう一人のギルガメス」というネタ自体は本作のオリジナル設定ですが、もともとはSFCソフト「ザ・ブルークリスタルロッド」にある多数のエンディングの一つ、「第二のドルアーガ」というシナリオにインスパイアされたものです。このあたりの設定は一期の初期段階から決まっていました。
大人カイのキャラクターについては、カーヤの血縁であることから逆算して、ちょっと天然気味なお姉さんにさせてもらいました。神様やら巫女やらというと、どうもしかめっつらしいイメージが付きまとうのですが、原作からしてカイもイシターも結構おバカなノリも持っていまして、これくらいでちょうどいいのではないかなあ、と。
もし女神イシターが出てくる内容だったら、「あなたが神様ですか!?」「とんでもない、わたしは女神様ですよ」なんて会話をさせていたかもしれません。
ケルブの訪れた学校は「ラマード修道院」というバビリム郊外にある施設です。原作設定では「ラマード王立寄宿学校」という記述で、場所も(たぶん)バビリム市内なのではないかと思いますが、ムード優先でああいう形にさせてもらいました。廃校っぽい雰囲気ですが、まだ現役の修道院です。
こうした映像作品で、複数の派閥や、一国の歴史的背景、内部事情などを描写するのはなかなか難しいものです。きっちりと理解しようと集中してくださる視聴者さんもいれば、なにかの作業中にテレビをつけっぱなしにしているだけの視聴者さんもいるわけで、どのあたりのユーザー層に焦点を絞るべきなのか、いつも迷っています。これが小説なら、「読む」という積極的行為が伴うので受け手を想定しやすいのですが……。
やはりアニメだと一語一語をより厳選して印象的にしていくしかないのでしょう。コピーライター的な脳の使い方とでもいいましょうか。そういう意味では、小説とはまた違った大変さがあります。
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夢の国メルトランド
ドルアーガ第二期、第三話です。
さっむいオチの脱力っぷりが気に入ってるコメディ回です。
寂しいですが、お笑いエピソードは早くもこれで最後になります。
キモかわいいローパーたちとも、もう会えなくなりますね(泣)
メルクーもようやく登場。特にメルトがいないドルアーガは、山椒のないうな重、スネ夫のいないドラえもんみたいなものなので、出てきてくれてやっと安心です。
ちょっと分かりにくかったかもしれないので補足しておきますと、終盤でケルブとエタナがいるのは巨塔の外です。
塔の出口には宿場町が建設されており、半年前までは、旅人はここで馬を降りて徒歩で塔内に入っていったというイメージです。訓練されたごく一部の家畜以外は、塔に入るのをひどくいやがっていた、だから一期は馬が出てこない……という感じ?
メスキアが江戸なら、この「出口の宿場町」は品川みたいなノリです。
ケルブさんはこれからウルク国領内を一人旅。エタナさんはメスキアでお留守番です。
王様は外征から帰ってきたところみたいですね。
いつまでも遊んでばかりはいられない、ということでジルたちもそろそろ難しい決断を次々に下さなければならなくなってきます。
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王都メスキア
ドルアーガ二期、第二話です。
ケルブさんの酒場ですが、実は一期でメルトが飲んだくれてる酒場と同じ店です(・・・だったはず)。もともと親衛隊の隊長ということで、貯えはそれなりにあったのでしょう。買い取って自分が経営者になったのかも?
メスキア市の建築物のほとんどは小林誠先生がデザインしてくださっています。塔内に建設された都市事情(雨が降らない、塔内の素材を流用している、など)が反映されていることや、よくある中世ヨーロッパ風の意匠とは違うところ、氏独特の重厚なセンス、方法論など、その設定画は非常に見応えがあり、文章書きの自分でもとても勉強になります。
昔はこういう設定画もムック本などの形で発表されていたと思うんですが、最近はそういう書籍も少なくなっているような気がします。ある編集者の話では「アニメのムック本は、なかなか売れない。大ヒット作なら別ですが・・・」ということでして、やむをえないところもあるのでしょう。しかし自分などは昔、アニメやゲーム書籍の設定画や文芸設定を食い入るように読んで、自分の血肉として吸収しまくっていた経験がありまして、いまの自分があるのはそうした諸先輩方のおかげでもあります。そういう機会が失われていくのはもったいないなあ、などと思ったりもします。
まあ、いまはそうした書籍は同人誌の方が主体になっているようなので、その気になれば入手できるのも事実なのですが。
その他もろもろ。
ファティナの悲鳴の犯人は自分です。らめえの時はだれが演じるか知らないまま書いてたんですが、今回は知ってて脚本に入れるよう指示しました(汗)。堀江さんのプロ根性には頭が下がるばかりです。ありがとうございました。
ジルやウトゥの新装備についてですが、こちらは監督にお任せなので経緯はよく知りません。だから! ガリアンソードも俺が犯人じゃないんですよ! いや好きだけど。
ケルブさんたち居残り組の出番ですが、実は今回で終わりではありません。ましてや、おっさんのアイドル、エタナさんをこのまま終わらせるわけが!
そんなこんなで、次回もお楽しみいただけたら、と思います。
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ギルガメスの塔
ドルアーガ第二期、第一話です。
今回も裏話やらなにやらを、できるだけ毎週お届けしていきたいと思います。
というわけで、第二期「The Sword of URUK」スタートしました。
まずは二期のOP。
千明さんはもともと野球少年です。いまだに某有名スタジオの野球チームに在籍しているという野球大好き監督でして、もう願望爆発ですね。
とある野球もの原作がアニメ化したと聞いて、自分がやれなかったのをえらく悔しがったとか。アーメイさんの中の人に酒席でそれをこぼしたとかこぼさなかったとか。
横一話も面白かったですね。っつーかKENNさんすげー。がんばった。
イケメン、努力家、シャイ。かてて加えて無茶フリ上等でいい奴とか。なにあの究極生命。
まあ、最近はモンハンで女キャラ育ててニヤニヤしてるらしいけどな(誇張&中傷)
さて本編。
実質上は「13話」とでもいった内容のため、自然な形でいろいろとサプライズが盛り込めました。ああいう形で終わった一期最終話ですが、この一話は、なんやかんやで人生は続くとでも申しましょうか、ため息ついてたって稼がにゃならんとでもいいますか、そんな市井の庶民的な雰囲気が出ていて気に入ってます。
ちびカイは当初、大人しい子として考えてました。でもなんとなく賀東の独断で目潰しと●●●●●【二話で判明】が得意技の悪ガキにしました。エイリアン2のニュートのイメージもちょっと入ってます。
カイの母親「ベレート」の名前は、今回特別に遠藤さんに教えていただいたものです。遠藤さん公認設定ですので、ディープな原作ファンの方々はチェックチェック。
一期での謎も、二期できっちり語られていく予定ですので、なにとぞご期待ください。
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謹賀新年
あけましておめでとうございます。
長らく放置状態で失礼しました。
いつもの筆不精です(汗)
今年の予定について。
○フルメタ
すでにドルアーガ第二期の脚本作業は終了しておりまして、
フルメタの長編最終巻の作業を進めております。
ただ、桜が咲くより前にお届けできるかどうかは、ちょっと難しい雲行きです・・・すみません。
フルメタ関係については長編終了後も、未収録の短編に書下ろしを加えた短編集を刊行予定です。
そのあとも、時系列はバラバラで気楽な話を書くかもしれません。
まあ、あれですよ。卒業した後も、たまに友達とやり取りしますよね。
そんなノリなら寂しくなくていいかな、と。
○ドルアーガ
第二期、1月8日からスタートです。
今回も高クオリティでお届けです! 一期の謎も明らかにして、きっりち盛り上がって終了予定!
ぜひ最後までご覧いただけたら、と思います。きっとおもしろいですよー!
○その他
フルメタ後の新シリーズの構想も練っております。いろいろありますが、とりあえずフルメタ短編的なコメディ路線をひとつ考えてます。
シリアス路線のシリーズも何案か考えてまして・・・どうしようかなあと迷ってます。
みんなはどんなの読みたい? 思いつきでOKなので、よかったら意見ください。
小説以外の仕事は、作業自体は今年もありそうな感じなんですが、お披露目は来年以降になるかと。
○近況とか
ギアーズ・オブ・ウォー2(英語版)とか。日本語版出るらしいですね。やった。そっちも買いますぜ。1はゲームの吹き替え最高だったしね。プランBはなんだ?ああ?ねえよ、そんなモン!
実は秋田禎信さんと360のフレンドでして、こないだ一緒にバリバリ撃ちまくりました。楽しかった~。
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[Blu-ray] ふもっふブルーレイボックス
ふもっふ! の再放送も年内で終了。
ふもっふもブルーレイでボックス化されます。
未入手の方はこの機会にどうぞ。