影の国

ドルアーガ第二期、第5話です。

「幻の塔」は空間的にナンセンスな作りになっています。一期の塔とはまた違った危険さを表現したかったためで、五話の舞台もストレンジな感じが出ていて気に入っています。

影に逃げ込みつつ移動するシチュエーションは、もしアクションRPGだったらなかなか面白いステージになりそうですね。

若ギルの役者さんは、フルメタの宗介役でもお世話になっている関智一さんです。
一期の三話でも原作ゲームの回想シーンで登場していただいているんですが、そのとき関さんに決まった経緯は……

(一期二話のアフレコ現場で)
千明監督「賀東さん。来週、若いギルが出ますよね」
賀東「はいはい。出ますねー」
千明監督「まだキャスト決まってないんです。役者さんのイメージとかあります?」
賀東「いえ、自分はキャスト選定には関わらない立場なので……。でも、王道主人公系で認知度の高い方がいいんじゃないですか?」
千明監督「たとえば?」
賀東「関智一さんみたいな」
千明監督「あ、いいですね」
音響スタッフの方「ダメモトで聞いてみましょうか?(電話しに行ってしまう)」
賀東「え? あの? いまのは例えばの話で……(そんな気軽に頼んじゃっていいのかなあ。きっと忙しいだろうし……)」
音響スタッフの方「(すぐ戻ってきて)OKだそうです」
賀東「はやっ!」

そういうわけで関さんになりました。嬉しい誤算。ありがとうございます。
二期になって、いよいよ「ギルガメスの影(通称『黒ギル』)」の出番が増えてきたわけですが、主人公声プラスちょっと病的な感じで演じていただいて、期待通りというか、もー最初から分かってて台詞書いちゃっててよかったー、というか、そんな感じです。クライマックスが楽しみですね。


※コメントに返事はできません。ご了承ください。

トラックバック(0)

トラックバックURL: http://gatoh.com/MT/mt-tb.cgi/86

コメント(4)

そこでふっと関さんが出てきたのも、今までのつながりでしょう。そういうのっていいですよね♪


ただ最初は塔を登ると言っても、地味だよなあ、どうするんだろうとか思ってましたが、完全に広くしてしまうとは思いもよりませんでした。けど幻の塔はいくら広くても違和感無いですよね。

 初めての書き込みです。ドルアーガというものとは全然関係なくてすみませんが、最近ふとしたきっかけでフルメタルパニック(アニメ)に出会いました。海外在住のため最近のアニメ・マンガその他の事情に疎く、近頃はどうなっているのか・・・といくつか探して見つけたもののひとつだったのですが、久々に嵌りました。私のツボです。今まで見たアニメの中で最高傑作。これなら100回見られる! というわけでDVDを購入し、すでに数十回は見ています。そうなると続きが知りたくてノベルの方も取り寄せました。とりあえずアニメの先6-10巻。個人的にはベリー・メリー・クリスマスのような軽い感じが好きなので、その後はちょっと重い・・・宗介とかなめが離れると、二人の漫才がなくなって、ずど〜んと暗くなりますね。次は短編の方をとりよせて笑わせていただきたいと思います。最終巻も期待しています。
 それから、もっと登場させていただきたいのはアル君!今後の短編(?)とかに期待してます。昔80年代にナイトライダーっていうアメリカのテレビドラマがあったんですが、ご存知でしょうか? あれのキット(しゃべる車)が好きだったんですよね〜。あんな車欲しいな〜って。それを彷彿とさせるものがあって、ちょっとなつかしい感じもしています。
 DVDで3ヶ国語聞き比べての感想ですが、日本の声優さんはすばらしいですね。改めて思いました。同じものを聞き比べるとよくわかります。何が違うと分析的に言えませんが、何かが違う。特に宗介は三者三様で、同じ顔、同じ話でもキャラクターが違っていました。よく自国語翻訳吹き替えよりも、オリジナル日本語音声に字幕をつけて見ていることを勧めるコメントをアマゾンなどで見ますが、理由がわかったような気がしました。

そういえばギルガメッシュで関さんってどっかで・・・・・

ナイトライダーでしたら日本でもTVで放映されて大人気になった時期がありますので知ってる人は多いと思いますよ。
あのフロント部分の左右に動く赤い「ひょーん、ひょーん」って動く電飾に憧れています(今でも自分の車につけようと思ってたり)

賀東招二について

  • がとう・しょうじ。小説家。アニメ脚本、シリーズ構成等も行う。代表作「フルメタル・パニック」。

このブログ記事について

このページは、賀東招二が2009年2月 8日 06:15に書いたブログ記事です。

ひとつ前のブログ記事は「幻影の中へ」です。

次のブログ記事は「四つの刺客」です。

最近のコンテンツはインデックスページで見られます。過去に書かれたものはアーカイブのページで見られます。